姉の誕生日に
2018-03-19


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3月19日は姉の誕生日だったナと子どもの頃を懐かしく思い出した。
姉とは5歳違いだが、3月生まれで学年では6年上だったから、子どもの時は、趣味も性格も違っていて話すこともなかった、というより相手にされなかったな。

父が大正デモクラシーの影響か、三人の子ども達をそれぞれの人格を尊重して独りっ子のように育てると言っていたそうだから、そういう家風だったのかも。

引き蘢って本と動物や昆虫好きの私と違って、交友関係は派手だしお洒落、女学校4年生の頃には同人誌のようなのを作って小説や挿絵、表紙の絵まで描いていた。
5年生の時には小学校のときから習っていた油絵で二科展に初入選して新聞にも。

嬉しかったけれど、気に染まないことも強いられる影の苦労も感じて、私は益々自分の殻に閉じ篭ったようだ。

そんな姉と、心から打解けて話すのが楽しくなったのは、お互い子育ても終わって気侭な第二の人生を歩み始めた頃だ。
人形創りにのめり込んでいたのも一緒で、ヤッパリ姉妹だなって笑ってしまった。

アートフラワーやシナリオ教室でも結構良いところまで行ってたみたい。
その頃、私もワープロでシナリオ擬きを書いて楽しんでいた。

お互い野心は無く、ただ好奇心と遊び心で未知のものに夢中になるサガは同じ血が流れてるなと。

折角、姉妹らしく何でも話せる仲になったのに、14年前に先に逝ってしまった。
一緒に想い出を語る相手はもう誰も居なくなりました。

添付写真は、プラムの大木に可愛いい小さな花がイッパイ、ここにも春が。

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