義弟の命日
2015-05-16


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昨日、5月15日は夫の弟さんの命日だった。
朝早く出掛けて申し訳なかったが、帰宅してから神棚のお位牌を出し、神式のお供えして「ごめんなさい」と手を合わせた。

白木のお位牌の裏面には夫の字で「昭和二十二年五月十五日没 二十五歳」の文字が哀しい。

義母は末に産まれた夫と義弟を特別に大事にしていたようだ。
一歳違いで双子のように育ったみたい。
旧制中学の4年のときに試しに受けた旧制高校に受かって大学は夫と同じ学年に、でも学部は違った。

大学の針路を選ぶ時彼は哲学科を希望したが義父に反対されたと聞いた。
在学中に結核を患い、卒業して間もない5月15日に亡くなる。

私はその3年半後に結婚したから総ては義母から聞いた話だ。
義母の哀しみが身に染み、それにあの弟さんが元気にいてくれたら夫も私もどれだけ心丈夫で楽しかっただろう。

兄弟一緒の写真がいっぱい残っている。
遠い昔になったな。
せめてブログに幼い兄弟と若い義母の写真を残して置きたくなった。

5月15日は葵祭(下鴨神社、上賀茂神社のお祭り)の日だ。
下鴨神社は女専のすぐ近くだったし、結婚した家からもすぐでよく訪れた想い出の場所だ。
何だか京都に行ってみたくなった。
今は義母も夫兄弟も京都の一緒のお墓に眠っている。

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