入院雑記
2011-01-03


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再入院して2週間は絶食で毎日6〜8本の点滴で過ごした。
膵炎はともかく絶食が最良の治療法で薬剤と栄養を血管に直接注入するわけだ。
幸い薬がよく効いてナントカの数値が劇的に下がった。
後で聞くと入院した時は凄い数値だったとか。 幸運だった!
栄養剤も2リットルくらい点滴するから空腹感はないが朝の9時過ぎから夕方7時頃まで拘束されるのには参った。
がそれより大変だったのは私の血管が非常に細くて点滴の針が入らない。  看護師さんには本当に気の毒だった。

やっと血液検査で数値が平常に戻って流動食が出て、2日目に3分粥になった途端に点滴は中止になってホッとした。
両手が自由に使えるようになって歩き回れるようになったらどんなに良いだろうと思っていたのに人間ってワガママなもので、目的もなくベッドで1日過ごし眠れない夜がくる日々は又違った辛さがあった。

もっともっと辛い思いをしている方が多いのに贅沢だとつくづく考えさせられもした。
私の場合はじれったかったけれど確実に少しづつ良いほうに向かっているのが感じられ、数日後には全粥になって5階の食堂まで行けるようになったし、本を読む意欲も湧いてきた。

食堂の書棚から村上春樹の「ノルウェイの森」を借りて3日で読む。
次は筒井康隆著「敵」、ピーター・ラヴゼイ「最後の刑事」など。
本が読めるようになったら家族から今人気のある日本史、世界史の本や数独とナンクロの雑誌まで差し入れしてくれてまったく退屈しなくなった。   夜もよく眠れるようになった。
まったく現金なものだ。

正月休みの時期でなかったらもう少し入院していたほうが心丈夫だったのだが退院は矢張り嬉しい。
それで食事制限も無理しないことも今は凄く気を付けて我儘させてもらっている。  心の中で家族に感謝しながら。

皆さまの温かいコメントに元気戴いています!

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